ノルケインのCEOに、聞きたいことをいろいろ聞いてみた!

ノルケインのCEOに、聞きたいことをいろいろ聞いてみた!

昨年=2022年の11月にノルケインのCEOであるベン・カッファー氏にインタビューをすることができました。

ノルケインは2018年にスイスのビエンヌで創業したばかりのまだ若いブランド。完全独立の家族経営ブランドであり、創設リーダーのベン・カッファー氏を始めスタッフの多くが若いことも大きな特徴です。

そんな若いリーダーであるベン・カッファー氏は、これまで何度も来日してますが、いつも過密なスケジュール。この日もインタビューが1時間刻みでビッシリ予定されていました。

「今回はインタビューのほかに、時計店をたくさん回るのが目標。トークイベントもいくつか予定しています。そんなふうに、実際に使っている人や、時計好きたちと会って話をするのは、ノルケインに対する印象を直接聞くことができる凄くいい機会。だからコミュニケーションを取ることを、いつも大切にしているんです」

では、そもそも時計ブランドを始めたきっかけはなにか?

「スイスの機械式時計は、とても長い歴史のある、我々スイス人にとっての独自の文化です。ですが、いまは多くが海外のグループに所有されている。だから、その文化を自分たちで所有したいと思った。自分たちのジェネレーションで、スイスの時計文化を再構築したかったのです」

そうして創業したノルケインは、たちまち世界中で知られるようになり、いまやもっとも注目すべき時計ブランドへと成長を遂げている。しかし、いったいなぜ、これほどまでに短い期間で成功することができたのだろうか?

「それにはいくつかの理由があります。1つ目は、エネルギー。我々、若いチームの情熱の高さが伝わったんだと思います。

2つ目は、タイミング。各国の素晴らしい店舗とパートナーシップを組むことのできる、ちょうどグッドタイミングだったんです。

そして3つ目が、幸運。たとえばケニッシだとか、ビバーさんだとか、いろいろな幸運なストーリーが重なり合って、思いもかけない成果を生むことができたんです」

そう。ノルケインは創業わずか2年目の2020年に、ケニッシからのムーブメント供給を獲得。そして2022年6月には、あの時計界の巨人であるジャン-クロード・ビバー氏が顧問に就任。というように、まさに思いもかけないような、いろいろな幸運に巡り会っているのです。

さて。そのノルケインの、もっかの最新作が「Wild ONE」。

「『Wild ONE』の構想は、ビバーさんとの最初のミーティングがスタート。実は、最初に会ったのは2020年の4月なんです。そしてそのときにビバーさんにいわれた目標がアルティメイト・ハイパフォーマンス・スポーツウォッチというもの。究極の、軽さ、耐久性、耐衝撃性を備えること。その上でクールな時計であること。それが最初のコンセプトでした」

そして最後に訊いたのが、将来的な展望。企業の規模や生産本数など、具体的な目標はあるのだろうか?

「インデペンデントのため、投資家や株主のため、というのはない。だから、なんでも長期で考えることができる。そしてそのためイノベーティブなものを考えられる。自由に投資ができて、本当によいものをつくることに集中できる。ですから将来的な数値目標というのは持っていないんです」

「2023年には新ファクトリーの建設計画をスタートさせたい」とのこと。とはいえ「まだ場所を探しているところなんですけどね・笑」だそう。ともあれ、オープンしたら、ぜひ取材したいですね。

Wild ONE

自動巻き、NORTEQ×ラバーケース、ケース径42mm、ラバーストラップ、200m防水。76万6700円

Wild ONE

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Wild ONE Limited Edition

自動巻き、NORTEQ×ラバーケース、ケース径42mm、ラバーストラップ、200m防水。世界限定200本。79万9700円

Wild ONE HAKUNA MIPAKA

自動巻き、NORTEQ×ラバーケース、ケース径42mm、ラバーストラップ、200m防水。世界限定500本。78万8700円

【問い合わせ】
ノルケイン・ジャパン
03-6864-3876