エルメスの時計アトリエへ。

エルメスのウォッチメイキングは、時計専業メーカーはもちろん他のジュエラーやファッションメゾンによるアプローチと比べてもかなり独創性が強い。アンリ・ドリニーによる代表的なアルソーは馬具をモチーフとして1978年に登場したロングセラーシリーズだが、文字盤上を回転するふたつのダイヤルでムーンフェイズを独自に表現したアルソー ルール ドゥ ラ リュンヌや、同様の動作で巧みにワールドタイムを表示しながら文字盤上には空想の地図が幻想的に描かれた、アルソー ル タン ヴォヤジャーなど、メゾンの世界観を象徴するオブジェとなっている。

今回、そんなエルメスのウォッチメイキングに迫るために工房を訪れる機会を得た。僕はスイス・ビエンヌ地区にあるブルック(Brügg)という街にある、アッセンブリとレザー工房のアトリエにお邪魔した。エルメスは、ここから45分ほどの距離にあるル・ノアモン(Le Noirmont)という地区に構えた工房でケースとダイヤルを、25%の株式を保有するヴォーシェ・マニュファクチュール・フルーリエで主たるムーブメントを製造しており、合わせて3つのマニュファクチュールが時計製造の根幹を担っている。

エルメスの時計にまつわる歴史はおそらく皆さんのイメージよりも長く、1928年には販売を開始。1978年、アルソーが誕生した年に自社での時計製造をスタートさせ、ここブルッグのアトリエはその当時に設立された。ここには現社長であるローラン・ドルデ氏のオフィスがあるほか、コミュニケーションや企画開発の部門も配されており、まさにエルメス・ウォッチメイキングの本拠地と言える場所である。大きな見どころは、アルソー ルール ドゥ ラ リュンヌなどの他にない複雑な機構の組み上げを実践するT2のセクションと、何と言ってもレザーアトリエだ。まずは、エルメス・オルロジェ社が内部に抱える20名のウォッチメーカーたちの仕事ぶりから紹介したい。

エルメスのアッセンブリは比較的オーセンティックなアプローチで行われる。マシンやコンベアを用いてパーツや半組み立て状態の時計を、組み上げのために運ぶ装置などは存在せず、1人の職人が最初から最後の工程まで手作業で担当することが多いようだ。彼らは4〜5つのグループに分かれて、それぞれの島で異なるモデルを担当する。先にも書いたが、驚いたのはこのワークショップでアルソー ルール ドゥ ラ リュンヌやアルソー ル タン ヴォヤジャー、スリム ドゥ エルメス パーペチュアルカレンダーなど、かなり難易度の高い組み上げを内製していること。もちろん、ムーブメントはサプライヤーからエボーシュで納入されるものの、エルメスのコンプリケーションは多針のものや薄型のもの、複数の独立した小さな文字盤(しかも1枚ずつがアベンチュリンやエナメルなどデリケートなものだったりする)を持つものなどが多いわけで、クラシカルな時計に比べて慎重な扱いが求められる。

これらに対応するため、エルメスはコンピュータ制御された特別な組み上げ工具をオーダーメイドしており、例えば針付けのツールであれば針の高さを均一に保ったりムーブメントへ過度な圧力がかかるのを防いだりして、質の高いアッセンブリを実現した。このセクションで責任者を務めるパトリック氏は、よい仕事をするには「人と道具、そして的確な指示」が必要だと語り、その「指示」のために一度決めたコンピュータ制御の数値も時計師同士でコミュニケーションを取り、日々改善させているのだそうだ。なお他の例として、特別な形状をしているアルソーのケースに対応したベゼルを締めるための専用ツールや、スケルトンからパーペチュアルカレンダーまでが揃う極薄型のスリム ドゥ エルメスのために、針ごとにかける圧力を細かく制御されたツールなども使用されていた。

エルメスのT2(時計の組み立てなどを行うセクション)は、このところ近代化を遂げている時計マニュファクチュールとは異なる独自の方向性を守っており、特に衝撃を受けたことが、アッセンブリにかける目安の時間が存在していないということだった。いわゆる組み立てのノルマが存在していないのだ。できる限りの数を生産するという共通認識はあるけれど、何時間以内で組み上げを行うというよりもクオリティを優先させて、例えば文字盤上にゴミや汚れを残してしまうようなミスを排除していく。注意深く作業を続ける時計師たちの姿が印象深かった。

なお、ビジットの途中で今年の新作であるアルソー デュック・アトレ(馬車の車輪の意)について説明を受ける機会をいただけた。このモデルは3軸のセンタートゥールビヨンとミニッツリピーターを備えたハイコンプリケーションであり、エルメスがセルクル・デ・オルロジェ(Le Cercle des Horlogers)と共同開発したものだ(アッセンブリはセルクルが行う)。セルクル内で1人の職人が装飾も含めて最初から最後までを担当し、アッセンブリ自体で1ヵ月を費やすという同社内でもかなり特別なプロジェクトで、こうした作り方をしているモデルはいまのところ本機だけであるということだった。単なる複雑モデルというだけに留まらず、Hを象ったトゥールビヨンキャリッジや馬の頭部を連想させるミニッツリピーターのハンマー、そして雄々しい馬のたてがみまでが表現されたラックなど、エルメスのクリエイティブが随所に生きた仕上がりとなっている。チタン製とローズゴールド製のケース2種があり、各世界限定24本の生産かつ6288万7000円(税込予価)というだけあり、これらのパーツやネジの頭はミラーポリッシュで磨き上げられており、本格的なウォッチメイキングも体現されていた。

ブルックのエルメスアトリエで特筆すべきもうひとつの点は、地下に位置するレザーワークショップだ。エルメスの出自といえばレザークラフトであり、ここでは時計のストラップ製作はもちろん、レザーを用いたマルケトリやモザイク技法による文字盤の制作も行われている。案内を担当してくれたイザベルさんは30年以上エルメスに勤める大ベテランで、以前はバッグ職人をしており、銀座ブティックでアトリエ長をされていたこともあるそうだ。ブルックのアトリエには9年前に異動されたということで、エルメスウォッチにレザーによる表現を加えるべくクラフトを続けてきたプロ中のプロである。

エルメスでレザーを文字盤に用い始めたのは2017年以降のこと。現クリエイティブ・ディレクターのフィリップ・デロタルによる発案で、それまでいろいろな素材を用いていたマルケトリにレザーでチャレンジすることになったそうだ。エルメスのスカーフや動物などモチーフは様々で、それらの繊細なシェイプを形の変わりやすいレザーで表現していくことが当初はとても困難だったとイザベルさんは語る。処女作は完成するまで1年がかりだったそうだ。

マルケトリ文字盤に用いられるレザーはバッグやストラップに用いるのと同じものを使い、表面を残して裏面を漉いて薄く仕上げる。0.4mmほどまで薄く漉いたものを、ジュネーブのパートナー企業へ送りマルケトリのパーツ毎にカットを行う。レザーは生きている素材であり、これほど薄く加工したものはピンセットでつまんだだけでも変形してしまうこともあるという。イザベルさんはこの表現方法を地道に発展させ続け、より大量の小さなパーツを扱うことも可能にしていく。2019年に発表された「ゼブラ ドゥ タンザニ」はスカーフの柄をモチーフとしたもので、シャンルベエナメルで描かれたゼブラの周囲に色とりどりのレザーを精密に組み合わせて再現。エナメルの厚みとレザーの高さを揃えることに苦心したそうだ。

一方で、当初は実現不可能だと考えられていた、レザーでのモザイク技法も1年がかりで発明される。その処女作は、フローランス・マンリクが描いた「t」のスカーフ柄を、圧巻の2200ピースのレザーを用いて表現。この職人技はエルメスが時計業界で初めて生み出した技法で2018ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリにて、アーティスティック・クラフト・ウォッチ賞を受賞している。マルケトリと異なり、レザーモザイクはそのすべての工程が社内で行われるという。また、マルケトリでは貼り付けを失敗してもそのパーツだけを修正することが可能だが、モザイクではそれ以上に細かなレザーを用いるため一部だけを直すことができない。3週間かかって手掛けたものが、最後の瞬間に使い物にならなくなることもあるそうで、エルメスのレザークラフトにおいても最上級に繊細であると言えそうだ。現在のところ、アトリエ内にはマルケトリを手掛ける職人は5人、そのうちの2人がレザーモザイクも習得しているとのこと。

文字盤にレザーを用いることは、メジャーな時計ブランドでは珍しいことで、それもエナメル装飾の最高峰であるミニチュアペインティングに勝るとも劣らないほど繊細な作品へと、エルメスを駆り立てたものは一体何だったのだろう。イザベルさんは、「元々は、バック製作から異動してきて、時計のストラップづくりは2年もやれば終わるような簡単な仕事だと考えていました。けれど、実際はより細密な仕事でありドンドン興味を持っていく自分を発見したのです。思えばバックを作っているときも細かい部分に楽しさを感じていたし、似ているようで違う時計のためのレザークラフトは新しい挑戦へと変化していきました。バックづくりと時計におけるレザーを扱うスキルは、実はまったく違うもので似ていないのです。私は技術を理解することが好きなので、早いうちにバックづくりのスキルを時計に合わせることは止め、ストラップや文字盤づくりに必要なスキルを身につけていくことにしました。スキルが先にあるわけではなく、デザインやモチーフが先にあって、どのようなやり方でアプローチできるかを考えることが大切なのです」。

エルメスのアトリエで一貫して感じたことは、ここはいわゆる“ファクトリー”ではなくあくまで“アトリエ”であるということ。職人たちには時間のゆとりがあり、創造性や技術を発揮するためのアプローチが優先されている。だからこそ、エルメスの時計には他にない独自性があり、ストーリーを語りかけるのだ。取材の最後、イザベルさんに「エルメスがレザー文字盤手掛けることになったのは必然だったか?」という質問をした。「スイス時計とエルメスのレザーを合体させることは私たちにしかできないこと。技術的には他のメゾンでもメーカーでも可能なことだと思いますが、やる意義があるかどうかにおいてエルメスはそれにふさわしいと考えています」

モーメンタムのUTD エクリプス シンクソーラーは現代のクロノシュポルト。

アナデジ時計のファン(そう、僕やその友人たちだ)にとって、今日は素晴らしい日になった。カナダ発のブランド、モーメンタム(Momentum)がカルト的な人気を誇るクラシックモデルのクロノシュポルト UDTに現代的なアレンジを加えて発表したのだ。この新しいモデルはUDT エクリプス シンクソーラーと名付けられ、原型となるクロノシュポルトのデザインを、現代的なクォーツムーブメントといくつかの新機能によってアップデートしている。プライスは興味本位でチェックしている時計好きにもクロノシュポルトファンにも魅力的なものとなっている。

momentum udt
 正直なところ、この時計は発表されたばかりで、モーメンタムから提供された画像は多くない。追加の画像が手に入り次第、この記事を更新していく予定である。クロノシュポルト UDTを知らない(もしくは愛していない)人々のために説明すると、これはスポーツウォッチのコミュニティにおいてある種ニッチな存在であり、現存するモデルはかなりのコレクターズアイテムになっていると同時に、ムーブメントが枯渇しているために修理が困難なことでも知られる(これは80年代と90年代に製造されたアナデジ時計の多くに言えることである)。では、それとモーメンタムとのあいだにどんな関係があるのかというと、ブランドの創設者であるサイモン・ペネル(Simon Pennell)氏は、モーメンタムを設立する前にクロノシュポルトを手がけていたのである。そして高い人気を得ているシークォーツ 30の最近のリニューアルと同じように、モーメンタムはUDTの再現に取り組んできたのだ。その結果生まれたモデルは驚くほど似通っているが、いくつか現代的なアップデートが施されている。

 新しいUDT エクリプス シンクソーラーはブラックIPを施したステンレススティール(SS)製のケースを持ち、サイズは直径42mmに厚さが11.7mm、ラグ・トゥ・ラグが47mmだ。サファイアクリスタルの風防と200mの防水性能を備えている。この防水性能はねじ込み式のリューズとふたつのねじ込み式プッシャーによって実現したものだ。ぜひダイビングの前にはしっかりと締めて欲しい。モナン(Monnin、フランスのケースメーカー)スタイルのケースの裏蓋はソリッドバックとなっているものの、新作のUDTはモダンなマットセラミックのベゼルインサート(水中での経過時間が確認できる)を採用している。

momentum UDT
 このSSケースの内部に、モーメンタムはセイコーエプソン製のCal.AB12Aを収めたという。このことからソーラー充電、より大きく見やすいデジタル表示、アナログ針とデジタル窓の時刻表示を同期させる機能(素晴らしい!)の搭載など、ブランドがUDT エクリプスに施した現代的なアップデートの数々が見えてくる。また同ムーブメントは第2時間帯表示、クロノグラフ、アラームなど、デジタルウォッチにおける一般的な機能を提供している。

 デザイン面ではオリジナルからいくつかの変更点がある。例えば、時・分針(オリジナルのUDTは夜光のないのバトン針を使用していた)、アナログ秒針の省略(UDT Type IIと比較して)、デジタル窓のサイズ(UDTや同時代の類似する時計のそれは非常に小さい)などである。

 モーメンタム UDT エクリプス シンクソーラーはすでにプレオーダーを開始しており、価格は295ドル(日本円で約4万7700円、今年9月納品予定)である。今回の予約を逃すと、通常価格は369ドル(日本円で約5万9700円)になる。

我々の考え
あくまで僕の個人的な意見として述べるが、この新作は大事件だ。特にバジェットウォッチのリリースとしては今年最高のものだと感じている。僕はアナデジウォッチが大好きで、この記事を執筆している今もシチズンのアクアランド JP2007を着用しているし、UDTに近いブライトリングのプルトンやエアロスペース、ビクトリノックスのXLS MTも所有している。それだけこのカテゴリに強い関心を持っているのだ。

breitling pluton
著者が所有している、ブライトリング プルトンをベースとした“ディアボリ・ロッシ”。

 マニア的な熱を抑えながら解説できるよう努力しよう。モーメンタムのファンはシークォーツ 30が大成功を収め、完売が続いていたこともあり、とりわけUDTの復刻を切望してきた。そしてついに今回、その願いが叶ったのだ。サイズはオリジナルにほぼ忠実で大きすぎるということはなく、ストラップもラバーやNATOスタイルから選ぶことができる。さらにセイコーエプソン製ムーブメントのアップデートにより、オリジナルの魅力を保ちながらいくつかの素晴らしい技術的革新が提供されている点もうれしい。ソーラーパワーはあらゆるクォーツウォッチにとって非常に魅力的な動力であり、アナログ針とデジタル表示の同期も歓迎すべき機能だ(僕のブライトリングの秒針を同期させるのにどれだけ時間がかかるか説明するのも面倒だが、そのうちやるべきだと思っている)。

 デザインに優れるだけでなく、技術的にも機能的にも素晴らしい時計だが、価格についてはどうだろう? プレオーダーの時点でUDT エクリプス シンクソーラーはムーンスウォッチとほぼ同じプライシングがされており、通常販売価格の369ドル(日本円で約5万9700円)も非常に良心的だと思う。今日ではアナデジウォッチ自体がほとんど作られていないこともあり、この価格帯で競合する時計はほとんど存在しないと言っていい。マーケットでトップを走るオメガやブライトリングを除外すれば、シチズンのアクアランドは6万円程度、セイコーのSBEQ001こと“アーニー”は約7万円ほどだ。したがって、このモーメンタムの新作は非常に魅力的な選択肢となっている。

 今年、これほどまでに興奮した時計というのもなかなかない。なお、新しいUDT エクリプス シンクソーラーについて、ここで共有されている情報以上の体験はまだしていないことを明記しておく。まだ多くのクエスチョンが残っており、今夏にはレビュー用のサンプルを入手する予定で、プレオーダー開始と同時に自分用にも購入した。

 UDTの最新章についての続報をお楽しみに。

基本情報
ブランド: モーメンタム(Momentum)
モデル名: UDT エクリプス シンクソーラー(UDT Eclipse Synch Solar)

直径: 42mm
厚さ: 11.7mm
全長: 47mm
ケース素材: ブラックIP加工を施したSS
文字盤色: ブラック
インデックス: プリント
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 200m / 660フィート
ストラップ/ブレスレット: ストラップはラバーまたはナイロン素材から選択可能、それぞれ複数色用意

ムーブメント情報
キャリバー: セイコーエプソン製ソーラームーブメントAB12A
機能: アナログ式の時・分表示、独立したデジタル表示(時刻同期機能、第2時間帯表示、100分の1秒まで計測可能なクロノグラフ、アラーム、日付表示、タイマー、充電切れ警告機能付き
直径: 36mm
厚さ: 4.6mm
パワーリザーブ: フル充電時3カ月連続使用可能

これから夏を謳歌しようという人に向けて、5本の時計をおすすめしよう。

夏が来るとよく“夏におすすめの時計”、“サマーウォッチ”という言葉がタイトルに入った記事が目につくようになるが、何をもって季節と時計を結びつけるのかは実はなかなかの難題だ。季節感を時計のデザインで感じる人もいれば、そのシーズンならではのアクティビティにマッチする時計を選ぶ人もいる。もちろん、気候に合わせた快適さを求める声もあるだろう。今回はHODINKEE Japanのエディターに夏におすすめしたい腕時計というテーマでおすすめの1本を出してもらったが、それぞれ好みも異なるためにバラバラの5本が集まった。ただし選出にあたっては、高温多湿の(しかも熱帯化が進行しつつある)日本の夏に合わせてひとつだけ条件を出させてもらっている。それがこれだ。

多少の水濡れにも安心な、10気圧以上の防水性能を持っていること
必ずしも全員が水辺のアクティビティに興じるわけではないが、最近増えているゲリラ豪雨や、じっとりと濡れそぼつ手首の汗ぐらいには耐えられるような時計が望ましいだろう。安心して個性豊かな5本の腕時計をチェックして欲しい。

タグ・ホイヤー カレラ スキッパー
By Masaharu Wada

夏にぴったりの腕時計というテーマを聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは高い防水性能を備えたダイバーズウォッチではないでしょうか。いつもなら僕もそうなのですが、今回は違いました。なぜなら登場して以来ずっとつけたいと思っていた夏時計があるからです。それがこのタグ・ホイヤーのカレラ スキッパーです。もちろん今回のテーマの10気圧防水をクリアする100mの防水性能を誇るモデルです。

我らがベン・クライマーが所有するオリジナルのホイヤー スキッパー Ref.7754。

オリジナルのホイヤー スキッパー Ref.7754は、1968年にヨットレース用クロノグラフ、いわゆるレガッタクロノグラフとして開発されました。ホイヤーと聞くとモータースポーツにインスパイアされたモナコやオータヴィアを思い出しますが、そのユニークなデザインと希少性から、ホイヤーファンのあいだで根強い人気を誇るモデルです。最大の特徴は、その独特な外観です。スキッパーのデザインには、前年度のアメリカズカップで優勝した伝説的な船、イントレピッド号のカラーパレットが取り入れられ、鮮やかで象徴的な配色が施されています。

ここで僕がご紹介するカレラ スキッパーは、ユニークなオリジナルデザインが2023年に発表されたカレラ グラスボックスコレクションに落とし込まれたモデルです。深い海を連想させる深みのあるメタリックなブルーのメインダイヤルに、9時位置の12時間積算計ダイヤルはイントレピッド・ティールが3時位置の15分レガッタカウンターはイントレピッド・ティール、ラグーングリーン、レガッタオレンジの3色に分けられています。

鮮やかなカラーは、間違いなく真夏の太陽の下で非常に映えると思います。個人的に特に気に入っているのは、ダイヤルの端にある傾斜部分のスケールです。スタンダードモデルではタキメーターが採用されていますが、このモデルはヨットウォッチであるため、数字ではなくミニッツマーカーが使用されている点が魅力的です。なお、一見するとツーカウンターのようですが、6時位置にはスモールセコンドが配されています。

カレラ スキッパーのスティール製ケースは直径39mm、厚さ13.9mm、ラグトゥラグも46mmのため、より多くの手首にフィットするサイズ感となっています。グラスボックスのドーム型サファイアクリスタル風防はヴィンテージカレラのドーム型プラスチック風防を思い起こさせるデザインでありながら、ベゼルレス構造で真新しさも感じさせます。ヴィンテージからインスピレーションを受けながらも、復刻ではなく現代的なウォッチとしてうまくまとめられているように感じました。時計の内部には、タグ・ホイヤーの自動巻きCal.TH20-06を搭載。パワーリザーブも約80時間が確保されていて、申し分ないスペックです。

スキッパーの歴史的なつながり、文字盤のデザイン、装着性のよさ、夏の海辺のアクティビティにもぴったりの性能を備えた個人的に今年一番おすすめのサマーウォッチです。

価格: 94万6000円(税込) その他の詳細はタグ・ホイヤー公式サイトへ

G-SHOCK フロッグマン MRG-BF1000R

大前提としてだが、G-SHOCKは基本スペックとして20気圧防水を備えている。僕もG-SHOCKの防水性能には信頼を置いていて、愛用のGA-2100を渓流釣りや海辺のアクティビティに頻繁に持ち出しているがまったく壊れる気配はない。しかしサマーウォッチとして特におすすめするなら、G-SHOCKのなかでも唯一ダイバーズウォッチに分類され、ISO規格をクリアした200m潜水用防水を備えるフロッグマンを選びたい。

実は恥ずかしながら、フロッグマンという時計にきちんと向き合ったのは2023年5月発売のMRG-BF1000を撮影で扱ったときだった。もちろん存在は知っていたものの、僕自身はダイビングのライセンスを持っているわけでもないし手元のG-SHOCKで十分だと思っていた。しかし撮影にあたって沖縄の海に持ち出し、潜水するモデルの手首で潮を浴びて光るフロッグマンを眺めていたとき、不意に言いようのないロマンを感じたのだ。水中作業時に邪魔にならないよう考案された左右非対称のケース、ウェットスーツの上からでも巻けるよう長くとられたストラップ、海のなかでも視認性を損なわない高輝度の夜光など、それまでリリース情報としてしか認識していなかったスペックがリアルな環境下で輝いて見えていた。

この年はほかにもマッドマスターやマッドマンを撮影で泥にまみれさせ、過酷なラリーカーの運転で着用し、富士五湖の湖畔で丸洗いしたりしたのだが、やはりMASTER OF Gは過酷な環境下においてその魅力を最大限に発揮していた。ゆえにこの夏、マリンスポーツや河辺でのレジャーに興じる予定があるのなら、お持ちのG-SHOCKから1歩踏み込んでフロッグマンを試してみて欲しい。

僕は実際に着用し、チタン装甲の堅牢さと軽さ、デュラソフトバンドのしなやかな着用感を体験しているからこそMR-G フロッグマンをプッシュしたい。70パーツ以上に分割、研磨が施された外装もきりっと引き締まった立体感があり、ダイビング中でも思わず覗き込みたくなる美観と存在感を放っている(直近のジェイソン・ヒートンの記事でも注意喚起がなされていたが、海中では時計に気を取られすぎると生死にかかわるのでほどほどに)。

当然だがフロッグマンはMR-Gに限らない。今年は久々のアナログモデルとして、高耐久のコンポジットバンドを取り付けたGWF-A1000CおよびGWF-A1000XCも出ているし、デジタル表示のロングセラーモデル(僕も先日購入した)GWF-1000は発売から15年経つがまだまだ販売を継続していく予定だという。60万円近い高級機に挑戦する前に、これらのモデルでフロッグマンとは何かを知っておくのもいいと思う。

さて、おすすめの夏時計ということでMRG-BF1000Rを紹介したが、同時にこのモデルは僕がずっと欲しい時計でもある。その後発表されたイエローの限定モデルであるMRG-BF1000E、レッド×ブラックのチタンバンドモデルことMRG-BF1000Bも試してみたが、やはり沖縄の海の色を思わせるブルーが忘れられない。すでに持っている、もしくは購入したという人は、ぜひ僕に逆レビューしておすすめして欲しい。

価格: 59万4000円(税込) その他の詳細は、G-SHOCK公式サイトへ

シチズン プロマスター エコ・ドライブ ダイバー200m

夏におすすめしたい腕時計と聞いて真っ先に思い浮かんだのが、こちらのシチズン プロマスター エコ・ドライブ ダイバー200mだ。実は先月、色違いのスティール製ゴールドメッキモデルを手に入れ、今はほぼ毎日着用している。だが少々フェミニンな雰囲気なので、今回はブラックモデルを選出した。

このプロマスターは、ドレスウォッチしかない私のコレクションにバリエーションを増やしたいと思い手に入れた、初めてのスポーツウォッチだった。昨年アメリカ市場に投入されてからずっと気になっていたが、今年の春に実機と対面する機会があり、その瞬間に欲しいと感じた。その決め手はケース径36.5mmという小ぶりさと、光発電エコ・ドライブという手軽さにある。防水性能は200mと、ISO規格をクリアした本格的なダイバーズウォッチ仕様であり、水場でも安心して使用できる。

36.5mmではやや物足りないと思う方もいるかもしれないが、意外にもつけてみると大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ感を提供してくれる。11.6mm厚とケース径に対してはやや厚めだが、65gという軽さにより長時間の装着でも疲れにくい。また、逆回転防止ベゼルとその厚みにより、手首に乗せた際に存在感を放つため、小ぶりながらも男性がつけても違和感を感じない。

一番のおすすめポイントは、2015年に登場したプロマスター ダイバー 44mmの魅力をそのままに36.5mmへとコンパクトにダウンサイズしている点だ。なお今でも44mmモデルは併売されている。ブラックとオレンジで塗り分けた時・分針や、4時位置にあるねじ込み式リューズと日付、刻みが一部入った逆回転防止ベゼル、ウレタンストラップに至るまで、顔立ちは44mmモデルとほぼ変わらない。

先月購入したゴールドメッキモデル。

本格的なスペックを持つダイバーズウォッチはケース径が大きくなりがちだとわかってはいるものの、いかんせん44mmは大きすぎると感じていたユーザーも多かったはず。本作は体格のいい男性から私のように手首が細い女性まで、幅広い層の人たちが気軽に着用できる。特にオールブラックの意匠と文字盤のテクスチャーはマッシブさを強く感じる。36.5mmという小径サイズであれ、デザイン次第でバルキーに感じられるため、小さすぎはちょっと…と線を引いている男性にもぜひ一度チャレンジして欲しいのだ。

ロレックスが今回発表したのは、時計ではなく書籍である。

『Oyster Perpetual Submariner – The Watch That Unlocked The Deep(オイスター パーペチュアル サブマリーナー – 深海を切り開いた時計)』という新刊は252ページにわたる書籍で、出版社Wallpaper*とのコラボレーションであり、著ニコラス・フォークス(Nicholas Foulkes)氏が執筆している。

ロレックスによると、本書は1953年に発表されたモデルの全歴史を記録した“サブマリーナーに関する広範な記録”であるという。これはサブマリーナー初となる公式な歴史書である。著者のフォークス氏はInstagramで本の発表を行い、ロレックスがアーカイブへのアクセスを許可してくれたことに感謝している。そのためこの本には、ロレックスがこれまで公開してこなかった可能性があるアーカイブ資料が紹介されるという、興味深い内容となっている。

タイトルが示すように本書ではこのモデルが水中探検に果たした役割にも焦点を当てている。サブマリーナーに続いてシードゥエラー、ディープシー、そしてディープシー チャレンジ(覚えているだろうか。チタン製で世界一の防水性能を誇る、非常に厚みのあるモデルだ)が、ダイバーズウォッチの世界におけるベンチマークとしての役割を果たし続けた。

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また本書では、環境に焦点を当てたロレックスのパーペチュアル プラネット イニシアチヴを通じて、ロレックスのテスティモニー(アンバサダー)も特集される予定である。

本書の著者であるニコラス・フォークス氏は、作家であり時計の専門家であり、さらにGPHGの審査委員長も務めている。

まだこの『サブマリーナー』を手に入れていないが、フォークス氏の執筆力と、ロレックスのアーカイブにアクセスできたことを考えると、内容が期待できる。コレクターの心を揺さぶるような新情報がきっと盛り込まれているに違いない。手に入れ次第、ロレックスコレクターにとって役立つ新たな情報があれば、すぐに報告するつもりだ。

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『オイスター パーペチュアル サブマリーナー』は、英語とフランス語で提供される予定です。

マッセナLABがH.モーザーとチームを組み、限定版のエンデバー・クロノグラフ コンパックスを発表した。

モーザーのクロノグラフと聞くと、私はストリームライナーを思い浮かべる。これはフライバック機能を備えたアジェノー社製クロノグラフムーブメントを搭載した、インダイヤルのない独特なレイアウトが特徴だ。クロノグラフ秒針と分積算計がセンター針に配置されており、このコンプリケーションを現代のカタログに取り入れるためのモーザーらしいコンテンポラリーなアプローチとなっている。驚くべきことに、今日までモーザーの現行ラインナップには、複数のバリエーションがあるストリームライナークロノグラフのみがクロノグラフモデルとして存在していた。

ストリームライナー クロノグラフは、堂々とした現代的なデザインが特徴である。

Geneva Watch Daysで発表された、アルビスホルン×マッセナLABが手がけたマキシグラフ。

モーザーとスタジオ・アンダードッグがコラボレーションしたモデルもGeneva Watch Daysで公開された。

今回の新たなコラボレーションとして、マッセナLABがH.モーザーとチームを組み、限定版のエンデバー・クロノグラフ コンパックスを発表した。モーザーとマッセナLABはどちらもコラボレーションの経験が豊富で、特にヴィンテージデザインや複雑機構に関するものには定評がある。8月のGeneva Watch DaysでマッセナLABは、アルビスホルンと協力して1930年代風の現代的なレガッタクロノグラフであるマキシグラフを発表し、大成功を収めた。一方モーザーもスタジオ・アンダードッグとコラボし、パッションフルーツをイメージした2種類のダイヤルを製作した。

エンデバー・クロノグラフ コンパックスでは、両ブランドが1940年代のモーザーのクロノグラフからインスピレーションを得たとしつつ、モーザーの現代的なカタログにあるミニマルなデザイン言語と対比させることを試みている。インターネットでこれらの参考モデルを探した結果、有力な情報は得られなかったが、私が確認したいくつかの例は1940年代から50年代のほかのヴィンテージクロノグラフとスタイルが一致しているように見えた。このコラボではヴィンテージ風のダイヤルに、3時位置にスモールセコンド、9時位置に45分積算計を配置した伝統的なふたつのインダイヤルレイアウトを採用している。文字盤の大部分はタキメータースケールが占めており、通常の“タキメーター”ラベルの代わりに“Kilomètres À L’Heure”という表記に置き換えられている。私が調べた限りではヴィンテージウォッチでこの表記が使われた例は見つからなかったが、これはフランス語で“Gradué Pour 15 Pulsations”などのパルススケールを示す例が多いことから、その発想を巧みにアレンジしたものだと推測している。

フランス語のパルススケールが記載されたパテックの130。

1950年代のH.モーザーで、類似したロゴが見られる(Shuck The Oyster提供)

このコラボレーションダイヤルで私が最も気に入っているポイントは、1947年のモーザーロゴを採用したヴィンテージロゴが印刷されている点だ。このロゴは1947年のモーザーロゴのバージョンから採用されたもので、現行のモーザーウォッチでは見られない(ヘリテージコレクションでさえ採用されていない)。こうした細やかな追加要素が、このコラボレーションに魅力を与えている。

モーザーのファンキーブルーカラーは、モダンなモーザーを感じさせる要素のひとつだ。今回はグレーがかったブルーフュメ仕上げのサンバースト効果が施されている。これはいくつかのモデルで見られるものだが、今回はほかのモデルに比べて実物のほうがやや暗めに見える。これはダイヤルの暗いグラデーション部分が中央に近いところから始まっており、タキメーターの両リングが文字盤の最も暗い部分でシャープなコントラストを描いているためだろう。鮮やかすぎず、控えめで、モーザーのカラーのなかでも特に落ち着いたトーンのひとつだ。ヴィンテージにインスパイアされたこのモデルにぴったりでありながら、現代的なモーザーらしさをしっかりと感じさせる。明るい光の下だと文字盤の色彩は強くならないが、サンバースト効果が非常にドラマチックで、暗い部分に対して明るい白やグレーがかったブルーの光線が大きく広がっている。

私は以前から、モーザーのサンバーストダイヤルはその仕上げにおいて最高クラスだと思っている。通常のサンバーストダイヤルは明るい日差しの下だと、ブラッシングの強さや色の鮮やかさが原因で安っぽく見えてしまうことがある。だがモーザーはそのバランスを見事に保ち、屋内の照明ではダークな雰囲気を、屋外ではダイナミックな表情を見せてくれる時計に仕上げている。

最近の多くのコラボレーションで見られる動きとして、この文字盤にも夜光がたっぷり使われている。リーフ針にはスーパールミノバが塗布されており、さらに文字盤の印字部分もすべてスーパールミノバで仕上げられている。数字、タキメータースケール、インダイヤルの目盛りなどもすべて同様だ。文字盤に使用されたスーパールミノバはわずかにグリーンがかったトーンで、ファンキーブルーの冷たい印象のダイヤルと組み合わせることで、時計全体にクールな配色をもたらしている。マッセナLABとモーザーが、より暖色系のヴィンテージスタイルのスーパールミノバを選んでも驚きではなかったが、このグリーンとブルーの組み合わせはより一体感があり、まとまりのあるデザインに感じられる。

現代のモーザーの流れを汲む要素として、このクロノグラフはスティール製のエンデバーケースを採用している。彫刻のようなケースサイドと、シグネチャーであるコンケーブベゼルが特徴的なデザインだ。ムーブメントの上にはデュボア・デプラ社製のクロノグラフモジュールが搭載されており、そのため標準的な時刻表示のみのエンデバーよりもケースが大きくなっている。ケースの直径は41mm、高さは13.3mmだが、実際につけてみるととても快適だった。これにはいくつか理由があると思う。まず、彫刻的なケースサイドが時計側面の横顔をすっきりと見せていること。さらにコンケーブベゼルは、より伝統的なベゼルと比較した場合、上から見た外観をコンパクトに見せる効果がある。なによりダイヤルが非常に賑やかで、ヴィンテージクロノグラフに見られるような(より小さな文字盤に多くのスケールや印字が詰め込まれた)デザインを思い起こさせる。今回のモデルではタキメータースケールがかなりのスペースを占めているため、文字盤中央の印字がダイヤルを小さく見せている。文字盤が賑やかで大きめな時計は、腕につけると意外と小さく感じることが多いのだが、このモデルも例外ではない。

時計の内部でデュボア・デプラ・モジュールを動かしているのは、モーザーの自社製Cal.HMC220だ。このモジュールのクロノグラフ操作は簡潔かつ明瞭だが、特に際立った特徴はない。双方向巻き上げシステムのローターにはH.モーザーの刻印が施され、ムーブメントプレートに施されたモーザーストライプと対照的に目立つよう、ダークグレーで仕上げられている。シュトラウマン®ヒゲゼンマイ(ダブルではなくシングル)が2万1600振動/時で動作し、パワーリザーブは約3日間。ムーブメントとサファイアクリスタルのシースルーバックの周囲には、コラボレーションを表す刻印と、100本限定であることが示されている。

エンデバー・クロノグラフ コンパックスは、クーズーレザーのストラップとサイン入りのピンバックルが付属しており、100本限定で販売され、価格は447万7000円(税込予価)となっている。本作はモーザーにとって初の現代的な2インダイヤルクロノグラフとして注目されているが、デュボア・デプラ製モジュールを採用したクロノグラフとしては価格がかなり高い。同じ自社製HMC200ムーブメントを搭載した標準的なパイオニア センターセコンドは231万円(税込)で販売されている。もちろん100本限定という少数生産により、カスタムダイヤルやクロノグラフモジュールのような高価な部品が価格に反映されているが、それでも約2倍の価格差が100人の顧客にとって価値があるのかは疑問が残る。

マッセナLABとモーザーが、ヴィンテージ感覚を現代のモーザーと巧みに組み合わせた点は評価に値する。だが1本あたり約450万円という価格で、100本の販売がどれだけ早く進むかが鍵となるだろう。マッセナLABとモーザーの強みは、どちらも顧客層をよく理解し、満足させている点にある。おそらくこの価格設定は、両ブランドが私よりも顧客をよく知っていることの証だろう。ともあれこの時計はよくできており、ウィリアム・マッセナ(William Massena)氏がモーザーの慣れない領域の美学に挑戦したことが、このプロジェクトにぴったりと合っている。現代のモーザーのラインナップにはほかに見当たらないモデルのため、欲しいならクレジットカードの準備をしておくといいだろう。

H.モーザー×マッセナLAB エンデバー・クロノグラフ コンパックス。直径41mm、厚さ13.3mm。ステンレススティールケース、サファイアクリスタル、シースルーケースバック、“M”のサイン入りリューズ。ファンキーブルーのフュメダイヤルにサンバーストパターン、1947年当時のH. Moser & Cie.ロゴを採用。スーパールミノバを施したリーフ型時・分針、スーパールミノバによる文字盤の印字。自社製Cal.HMC220にデュボア・デプラ製クロノグラフモジュールを搭載、2万1600振動/時、51石、約3日間パワーリザーブ。クーズーレザーストラップ、モーザーのサイン入りスティール製ピンバックル付き。世界限定100本。価格は447万7000円(税込予価)。